忙しい毎日を送っているとついつい犬のフィラリアの薬を飲ませるのを忘れてしまう方もいると思います。あれってそのまま放置していて大丈夫なのでしょうか?そもそも毎月必ず飲まないといけないのでしょうか?今回は、フィラリアの薬を飲ませ忘れても大丈夫なのか解説していきます。
そもそも毎月きちんと飲ませなきゃいけないの?
毎月きちんとフィラリアの薬を飲ませていると、これって毎月ちゃんと飲まなきゃいけないのかな?と思うこともあると思います。先月ちゃんと飲んだし、一回くらい忘れても…と思いたいところですが、実はきちんと毎月飲ませないとだめなんです。
そもそもフィラリアの薬というのは寄生虫を駆除するための薬です。そしてその効果が持続する期間は一カ月ほどです。つまり、蚊が生息している時期は常にその薬の成分を体の中に溜めておかなければならないので、毎月の服用が必要なのです。また、寄生虫が犬に害を及ぼす程度まで成長するのに2カ月ほどかかります。だから蚊がいなくなる12月くらいまで薬を飲み続けるのです。
フィラリアの薬を一カ月飲ませるのを忘れてしまった時はどうしたらいいのか
では、うっかり飲ませるのを忘れてしまった時はどうしたらいいのでしょうか。
まず、1、2週間程度の飲み忘れの場合ですが、この場合前に飲ませた薬の成分がぎりぎり残っているのですぐにその月の分を飲ませれば大丈夫でしょう。問題は一カ月丸々忘れてしまった場合です。気づいた時にすぐに飲ませることに変わりはないのですが、飲ませるまでの間に寄生虫が体内で成長してしまっている可能性があります。一カ月程度ならそこまでリスクは高くないですが、念のため病院で見てもらった方が良いでしょう。
また、飲み忘れによる感染リスクは居住環境によっても違っていきます。完全室内ならほぼゼロですし、散歩を頻繁にしたり外で飼っていたりすると感染リスクは高まります。田舎で外で飼っている場合は特に飲ませ忘れに気を付けてください。
まとめ
結論から言うと、短期間の飲み忘れならば問題なし、長期間は一応病院で検査ということになります。特に田舎で飼っている犬は危険性が高いので、飼い主さんがきちんと管理してあげることが重要です。